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2011-01-12
最後の場面
久しぶりに更新!休眠状態でした。色々進めていたものの、どうも筆不精でいかん。
子どもももう2歳半になった。
新年早々祖母が他界。小さいころから世話になっていたため残念だが、不思議とすっきりした気持ち。
延命は家族の誰も希望せず、60年連れ添った祖父に見守られ、安らかで、幸せな人生の最後であったと思う。
あの世で若く他界した叔母に再会しているだろうか。
最後の場所は有床診療所。10日程入院してそのまま亡くなった。瀬戸内海の田舎の島では自宅にかわる施設はそこか特養のみ。家に帰りたがっていたので医療者としても最後は古い家の畳の上で迎えさせてあげたかった気持ちもあるが、田舎だけに病院頼みの部分もあり、難しさを感じた。
自分は医療者として過去多くの最後の場面を見たが、どういう選択であれ、その人が幸せであることが一番。
何が何でも延命でもよし、自然死でも良し。政策誘導はともあれ、核は個人の自由である。それに可能な限り対応するのがプロの意地である。
子どもももう2歳半になった。
新年早々祖母が他界。小さいころから世話になっていたため残念だが、不思議とすっきりした気持ち。
延命は家族の誰も希望せず、60年連れ添った祖父に見守られ、安らかで、幸せな人生の最後であったと思う。
あの世で若く他界した叔母に再会しているだろうか。
最後の場所は有床診療所。10日程入院してそのまま亡くなった。瀬戸内海の田舎の島では自宅にかわる施設はそこか特養のみ。家に帰りたがっていたので医療者としても最後は古い家の畳の上で迎えさせてあげたかった気持ちもあるが、田舎だけに病院頼みの部分もあり、難しさを感じた。
自分は医療者として過去多くの最後の場面を見たが、どういう選択であれ、その人が幸せであることが一番。
何が何でも延命でもよし、自然死でも良し。政策誘導はともあれ、核は個人の自由である。それに可能な限り対応するのがプロの意地である。
2010-03-20
参院選
知り合いが2人ほど7月の参院選に出る。公明の比例区と民主の選挙区。後者は2人区の連立候補2番目で、ちょっと厳しい気は否めないが、最後までわからないのが選挙、がんばってほしい。
それにしても、マニフェストどうなることやら。本人方もさぞ今はやりづらいだろう。
それにしても、マニフェストどうなることやら。本人方もさぞ今はやりづらいだろう。
2010-03-20
こども
最近反抗期がはじまったのか(今2歳弱)なかなか手がかかる。「やいや!」(いや!)とわめき、ぺたんと座り込み泣きに入る。こちらも忙しいときはやっぱり疲れるが、ゆっくり付き合っていくほかないだろう。今通っている保育園の先生方は、さぞ大変と思うが、プロのなせる宥め業なのだろう。
2010-03-14
ブックレビュー1 <医療、社会保障全体 学問書(初〜中級)>
個人的評価 ◎ ○ △ ×
==
◎
初〜中級程度の学問書としてよくまとまっている。医療の特性、原理原則は演繹法的に説得力をもって考察を進める上で重要。特に第2章(遠藤久夫氏)の医療サービスの経済的特性は良い。出てくる単語、「情報の非対称性」「需要の不確実性」「外部性」「モラルハザード」「医師誘発需要」「逆選択」「クリームスキミング」などの意味がさっと分かようになるのは、最低限の教養か。
◎
行政関係者が著者に加わっており、正確性の上でクレジットがあるのと、本書の見解≒役所の見解とおおむね考えてよいことは、議論の出発点として拠り所とすべき本。
◎〜○
千葉大教授・広井氏(厚生省OB)の著作。上は、社会保障全体を俯瞰したい際、後者は医療を俯瞰したい際、非常におすすめ。ただ10年以上前の本であるため、原理原則は不変だが、周辺事実は少し変化していることは要確認。
△
共著者はそれぞれの分野を代表する中堅の者で良いものの、口演をまとめただけなので読みやすい反面内容の物足りなさが残る。図書館で借りれば、わざわざ買ってよむまでの必要はないような・・
△〜○
データを多用し(情緒的でなく)努めて論理的に解析されようとしている姿勢が感じられる書。ただ個人的には全体の論理展開に少し違和感を覚える。あまりに経済学的原理原則に基づく演繹法を多用している感がするところで。自分のように医療現場からきた人間は、現場経験から帰納法的に考えるベースがあると思うのだが、医師不足にしても、社会的収益率でその有無を判断すべしというのは、それだけではないだろうとどうしても思える。
医療経済分野関係者は大きく2通りあって、1つは医療から入ってきた方、2つは経済から入ってきた方。医療という特性は、2つの原理原則のバランスをもって語るべきと思うが、本書はかなり経済メソドロジーの色が強いように思え、読者は少し注意が必要かと感じる。
上記にかいた「王道」的な書籍をあたった上で、応用編として批判的に吟味しながら読むと、非常に読者の考察力があがると感じる。その点ではロジカルでよい本。
==
◎
初〜中級程度の学問書としてよくまとまっている。医療の特性、原理原則は演繹法的に説得力をもって考察を進める上で重要。特に第2章(遠藤久夫氏)の医療サービスの経済的特性は良い。出てくる単語、「情報の非対称性」「需要の不確実性」「外部性」「モラルハザード」「医師誘発需要」「逆選択」「クリームスキミング」などの意味がさっと分かようになるのは、最低限の教養か。
![]() | 医療経済学の基礎理論と論点 講座 医療経済・政策学 第1巻 (2006/06) 西村 周三田中 滋 商品詳細を見る |
◎
行政関係者が著者に加わっており、正確性の上でクレジットがあるのと、本書の見解≒役所の見解とおおむね考えてよいことは、議論の出発点として拠り所とすべき本。
![]() | 社会保障年鑑〈2009年版〉 (2009/04) 不明 商品詳細を見る |
◎〜○
千葉大教授・広井氏(厚生省OB)の著作。上は、社会保障全体を俯瞰したい際、後者は医療を俯瞰したい際、非常におすすめ。ただ10年以上前の本であるため、原理原則は不変だが、周辺事実は少し変化していることは要確認。
![]() | 日本の社会保障 (岩波新書) (1999/01) 広井 良典 商品詳細を見る |
![]() | 医療の経済学 (新しい経済学シリーズ) (1994/08) 広井 良典 商品詳細を見る |
△
共著者はそれぞれの分野を代表する中堅の者で良いものの、口演をまとめただけなので読みやすい反面内容の物足りなさが残る。図書館で借りれば、わざわざ買ってよむまでの必要はないような・・
![]() | 「医療政策」入門―医療を動かすための13講 (2009/04) 東京大学医療政策人材養成講座 商品詳細を見る |
△〜○
データを多用し(情緒的でなく)努めて論理的に解析されようとしている姿勢が感じられる書。ただ個人的には全体の論理展開に少し違和感を覚える。あまりに経済学的原理原則に基づく演繹法を多用している感がするところで。自分のように医療現場からきた人間は、現場経験から帰納法的に考えるベースがあると思うのだが、医師不足にしても、社会的収益率でその有無を判断すべしというのは、それだけではないだろうとどうしても思える。
医療経済分野関係者は大きく2通りあって、1つは医療から入ってきた方、2つは経済から入ってきた方。医療という特性は、2つの原理原則のバランスをもって語るべきと思うが、本書はかなり経済メソドロジーの色が強いように思え、読者は少し注意が必要かと感じる。
上記にかいた「王道」的な書籍をあたった上で、応用編として批判的に吟味しながら読むと、非常に読者の考察力があがると感じる。その点ではロジカルでよい本。
![]() | 日本の医療のなにが問題か (2009/03/26) 吉田 あつし 商品詳細を見る |
2010-03-11
大学院
アメリカでマスターコースいって、日本でドクターコースに通った。マスターは数年前とって、ドクターは今月卒業で医学博士取得。明日送別会なので、色々振り返る。
正直、私の場合、米国マスターコースのきつさ、習得量に比べたら、日本の院の博士課程(自分の教室に限る)は、これでいいのかと思うくらい楽だった。たまたま、マスター論文を博士論文にできて効率的に終えれたということもあるが、それ以外で何か達成感をもって何か終えたかというとあまりない。社会人院生だったこともあり、もっとがっつり研究の手伝いなどで多忙だったはずだが、教授の理解ありかなりの部分免除された(すみません・・))
博士を名乗っていいのか、正直不安になる。だが、「日本」の医学博士課程は、おそらく他分野に比べて融通が利きやすい部分は大きいのではないかと思う。日本でも経済学とか文系博士だったり、医学博士でも海外でとったりすると、それはそれは大変だろうと察する。
また、不安の一番のもとは、自分の関心が、勉強しているうちに、ここ数年かなり変わったことが大きい。同じような経験を持つ方も、中にはいるのではないかと思う。博士論文テーマは、国際保健、感染症だが、勉強をすすめる中で、次第にヘルスサービスや社会保障など政策系に変わっていった。なので、博士論文のテーマは何ですか?と聞かれ答えた場合、先方は当然専門性を期待はするだろうが、自分がその専門性をこれからどこまで保っていけるのか、ナイーブにちょっと考えるところがある。
まあ、現実的に賢明なのは、もともとのテーマもある程度押さえ続けながら、片足で興味分野を模索する ということだろう。
さらなるステップとして、政治、経済、財政関係の教室で研究生にでもなろうかとおぼろげに考え中。
正直、私の場合、米国マスターコースのきつさ、習得量に比べたら、日本の院の博士課程(自分の教室に限る)は、これでいいのかと思うくらい楽だった。たまたま、マスター論文を博士論文にできて効率的に終えれたということもあるが、それ以外で何か達成感をもって何か終えたかというとあまりない。社会人院生だったこともあり、もっとがっつり研究の手伝いなどで多忙だったはずだが、教授の理解ありかなりの部分免除された(すみません・・))
博士を名乗っていいのか、正直不安になる。だが、「日本」の医学博士課程は、おそらく他分野に比べて融通が利きやすい部分は大きいのではないかと思う。日本でも経済学とか文系博士だったり、医学博士でも海外でとったりすると、それはそれは大変だろうと察する。
また、不安の一番のもとは、自分の関心が、勉強しているうちに、ここ数年かなり変わったことが大きい。同じような経験を持つ方も、中にはいるのではないかと思う。博士論文テーマは、国際保健、感染症だが、勉強をすすめる中で、次第にヘルスサービスや社会保障など政策系に変わっていった。なので、博士論文のテーマは何ですか?と聞かれ答えた場合、先方は当然専門性を期待はするだろうが、自分がその専門性をこれからどこまで保っていけるのか、ナイーブにちょっと考えるところがある。
まあ、現実的に賢明なのは、もともとのテーマもある程度押さえ続けながら、片足で興味分野を模索する ということだろう。
さらなるステップとして、政治、経済、財政関係の教室で研究生にでもなろうかとおぼろげに考え中。









